タブーなしで答えてます

6月からツイッター上でPeing(質問箱)からくる質問を受付ています。
受付けている、と言うと上から目線に聞こえてしまいますが、自分に興味を持って頂ければ有り難いです。

当面、質問内容についてはタブーを設けずに答えて行きます。
ただし、あまりにも良識の範囲を逸脱したものや第三者が見て気分を害するような内容についてはスルーします。

そこまで自分に関心を持って頂けるかは未知数ですが、最大限努力します。
いまいち面白くない回答でもご勘弁ください(笑)

引き続き、宜しくお願い致します。

最低賃金を上げる前にやるべきことが他にある

最低賃金、東京・神奈川1000円超え 全国平均901円に(日経新聞より)

このニュースを見て衝撃を受けた。
最低賃金を東京都と神奈川県は1,000円にするという事ですが、いささか疑問に思います。

現在の日本が打破しなければならない一番の問題は、労働生産性の向上以外に他なりません!!!

疑問点① 都心の労働者にとってメリットか?

いま最低賃金で働いている人はベースアップなわけで、もちろん賃金があがります。
しかし、仮に1,000円/時間で8時間/日で22日働いたとしましょう。

1,000円 x 8h x 22日=176,000円

この給与で果たして都心で生活ができますか?
今までこの金額以下で働いていた方にとってはメリットがあると思いますが、果たして都心でどのくらいの人にメリットがあるのか疑問です。
比較的勤務時間が短いと思われるパートや事務職の方でもこのくらい、もしくはそれ以上に貰ってますよね。

疑問点② 生産性が上がっていないのに固定費があがる

ここ47年間、日本はG7において生産性の低さは最下位をキープしています。
(参考:日本人の生産性、47年連続G7で最下位に その理由は?

この状況が変わらないまま、ただただ最低賃金のみ上がり、価格に転嫁されていいことありますかね?
更に社会保険料が右肩上がりに上昇しており、企業の負担は増すばかりです。
消費税増税されて社会保険の増額が見送られたとしても、経済全体への悪影響は計り知れないはずです。

疑問点③ お隣の彼の国の失敗

韓国の例です。
ムン・ジェイン大統領は最低賃金を昨年に16.4%、今年さらに10.9%も引き上げました。
しかしその結果、失業率が4.4%まで増加し消費者のマインドが冷え込みました。

この悪影響をモロに受けたのが自営業者や学生などの若年層。
彼らのガス抜きに日本叩きをはじめた、なんて言う方もいますね。
若年層の失業は最悪で、4人に1人が失業しているようです、率で言うと25%。。。(今年の3月時点)。

また最低賃金を上げれば上げるほど労働需要を減らしていく、というOECDのレポートもあります。
その一方で労働供給には影響はなかったそうです。

今の日本にとって必要なのは、最低賃金の上昇もいいですが何より労働者の流動性の向上です。
もし労働者の流動性が高まれば適材適所に人が配置される可能性が高まるし、そしたら会社に貢献してくれている労働者への分配を多くできる。
うまくやれば労働分配率を維持したまま、一人あたりの給与を増やすことも出来ると思います。

労働生産性を上げるのは、何もITやIoT、AIなどの技術革新に頼るものばかりではありません。
何よりも今の日本には各自が目一杯働き、結果を出し、そして残業は最小限にして家庭に帰る。
そんな当たり前の事が実現出来ないところに問題があるのでないでしょうか?

今の企業にとって、特に中小企業にとって一番必要な法整備はこの点でないでしょうか。

いっそう「田舎に住む」ことが難しくなっていく

「老後は田舎でノンビリして過ごしたい」
「都会の暮らしは限界、地方に移住したい」
「仕事さえあれば田舎で暮らしたい」
「自給自足の生活に憧れる」
「田舎ではこんな素晴らしい生活が待っている!!」

なーんてことを各種メディアで見かけたり、たまに東京に行った際にもよく友人から言われます。

その気持ちは凄く分かりますし、自分自身も都会では経験できなかったこと(いい事も嫌な事も)が経験できています、それは事実です。
川も海も山もあり、自分で作った農作物を頂き、それをお裾そ分けし、季節ごとにそれぞれの自然を満喫できる最高の環境だと思います。

そんな生活について夢を描いている人が多いかもしれませんが、兎に角住んでみないとわからないことが多いです。
近所付き合いや、地区の行事への参加と手伝い、子供がいれば学校や習い事について、色々と都会とでは勝手が違うことが多いです。
これらを率直に相談が出来る相手がいるといいのですが、中々難しいかもしれません。

と、そうは言ってもここまでをクリアー出来きて慣れる事が出来たのであれば、それこそ悠々自適な生活を過ごせるかもしれません。
都会のような満員電車はありませんし(一部時間帯によってはあるかも)、渋滞もそこまでヒドくないので家族で過ごす時間も確保できます。

しかし、地方で生活する事は今後より難しい状況におかれていくと思います。

まずは住居について。

地方はご存知の通り空き家が増え、その持ち主が分からない、もしくはその親族がいなくて放置されている空き家が増加しています。
また、都会へ引っ越し元の家を売りに出すが一向に買い手がつかないという事が多いです(場所によっては売れやすい所もありますが)。

こうなってくると、地方で家を探そうとなると中古物件は無数に出てきます。
しかし、アクセスが比較的良いところはすぐに売れてしまうので、外から来た人が手に入れられそうな物件はどうしても中心地から離れてしまいます。
その物件も何年も手つかずで傷んだ家のケースがこれまで以上に増えていくと思われます。

そうなってしまうと、立て直さなければならなくなります。
また、昔ながらの古民家風の家は外からくる方には人気がありますが、それでもやはりかなりのお金を投入して補修や建て直す必要が出てきます。
そもそもそんな家は売りに出る前に、意外にも壊してしまう人が多いんです。

次に生活環境について。

食料は自分で育てるのが好きな方が多いと思うのでそこまで困らないと思います。
しかし、都会以上に地方ではお医者さんの確保が問題になっています、人手不足です。

また高齢化と働き方改革の影響で地元の若い人達は田舎での就労を好みません。
なぜかというと、未だに完全週休2日の会社は少なく、有給休暇もまともに取らせてくれる会社が増えていません。
会社側としてもカツカツでやっているからです、そんな会社は淘汰されていくとは思いますが、地元で有名な会社ですらそんな状況です。

それでも各県や地域によっては都会よりも平均年収が高く、世帯によっては祖父母・両親・子供が働いていたら世帯収入と可処分所得で考えると都会の数倍以上という家庭もあり結構裕福な生活を送っている家もあるのは事実です。

ただ、コレが消費税増税と平均賃金をもし1,500円なんかにしてしまったら、失業率はまた民主党時代に、いや韓国の事例をみているとそれ以上に酷い状況になってしまいます。
その影響を強く受けるのはやはり地方だと思います、産業の多様性に乏しいからです。

また、地方では車がないと生活できなくなります。
高齢者の痛ましい事故が増えており、免許に対しての制限もしくは車両の性能に対しての必要条件などが出てくると思われます。
地方ではバスが二次交通として活躍していますが、その運転手のなり手がいない状況が継続していきます。
益々、リタイヤして地方に移住したが車がないと生活ができない、けど車が運転できない。

そして、その車をメンテナンスしてくれる車屋さんもデフレで工賃を上げれない、人がいないということで廃業して地域に全くない。
そんな状況になる可能性が見えてきています。

こうなってくると、地方で稼ぐ人がいない、地域にお金が落ちない、人口が減る、こんな状況になります。
そうなってしまうと病院、一部の大手を除く商店、飲食店、観光施設、エンタメ施設など生活するにあたって必要となるものの維持が不可能となってしまいます。

あなたが10年後か20年後か分かりませんが、将来、地方で静かに過ごしたいと思ってもその地方は疲弊しきってしまい、生活するのに最低限必要なケアが受けられない、手に入らない、移動手段がない、そんな地方ばかりかもしれません。

各地方自治体もあの手この手で移住者を増やそうと奮闘しています。
自分も何かしらお役に立てるよう、休日返上で手伝ってますが現実は難しい事が多いです。

企業誘致は人口増加には有効な手立てと思いますが、それは過去の事例でしかなく現在には合致しずらいです。
製造業の企業は既に十二分な拠点と工場をもち、供給が飽和しております。
また自治体間での競争も激しく、レッドオーシャン化しています。

さて、どうすっぺ?

長くなってしまったのでこのくらいにしますが、中々難しい問題です。

【中国株】待ってました、カテキンさんセミナー!!

Facebookと会員向けに告知が入りました。

毎年恒例となった(本当に継続してくれてありがたいです)、カテキンさん+亜州IRのセミナーが決まりました。
今年は9月11日(水)@日本橋での開催とのことです。

まずはメルマガ会員向けに受付け、空きがあれば一般向けにも募集するとのことです。

来年以降の中国株を考えるうえで外せないセミナーだと思いますので、行きます!!

ぜひ参加される方は、懇親会で一緒に飲みましょう!!!
目印は胸に赤いバラを指してれば、間違いなく自分以外の人です。
まだ本決まりではありませんが、前日までフィリピンに行ってるかもしれないので、もしガン黒(死語ww)の人を見つけたらかなりの確率で自分かもしれません(笑)。

ではでは、当日セミナー会場でお会いしましょう!!

【米国株】予想以上:FBの第2四半期決算

フェイスブック社の19年第2四半期の決算がでました。

売上高:169億ドル(前年同期132億ドル)
利益:26.2億ドル(前年同期51億ドル)
EPS:1.99ドル

上記を受けて、時間外取引では0.87%の上昇。
5400億円ほどの制裁金を課されるというニュースもなんのそのですね。

売上高についてはアナリスト予想を上回りました。
利益については、コンテンツ拡充とセキュリティ強化で経費が前年同期比で66%も増加しました。
MAUやDAUは前四半期とほぼ同じ。

フェイスブックといえば、何と言っても「Libra」への期待ですね。
株価は上げてきていますが、長期保有を見据えて買いたいところです。
PERは結構低く実績で27倍。

今後の展開が楽しみです。

■FBの24日のチャート

【中国株】2銘柄を買いました

1つ目は短期狙いです。
チャートはこんな感じ。

2つ目は長く保有して楽しみに待ちたいと思ってます。
チャートはこんな感じ。

両方ともに内需株です。
中国人の所得が順調に伸びているので、今後需要が拡大していくと思います。

特に2つ目は、まだまだ中国本土への展開が見込めます。

楽しみな2銘柄です。

【中国株】配当金をいただきます

万科企業の配当の権利落ち日です。

配当金は一株につき1.191787HKD。
本日の前場の終値から計算すると3.93%の配当率。

ということで、4%近くの配当金をいただきます。
まだ万科企業は売却してません。

もう暫く様子をみますが、短期投資ということで10%ほど取れれば売却しようと思います。
32HKDを一応の目標と考えております。

トランプ大統領が第4弾の関税追加についてコメントしておりますが、万科企業はコレの影響はあまり受けないと思います。
むしろ、米国の景気減速が見えてくれば利下げが現実味を帯びてきますので、万科企業にとってはプラスです。

かたや中国国内については、預金準備率の引き下げが噂されておりますが、近々ではなさそうな情勢です。
そこまで中国経済が悪化してないように思えるからです。
新聞やニュースでは、中国のGDPが過去最低の伸びと報じられておりますが、世界第2位の経済大国のGDPが6.2%も
伸びているって、十分じゃないでしょうか?
また、中国経済は今後、マイルドなGDP成長率を維持していけば十分です。

さて少々脱線しましたが、万科企業の株価についてはじっくりと上げていって欲しいと思ってますが、果たして。