読了しました。
ご自身の幅広い(広すぎる。。。)経験から、ゴーン事件の話からアメーリカの怖くて本当の話、そしてフィンテックもテーマとなってます。
最初はゴーン元CEOがなぜ逮捕されたのか、その容疑と検察の動き、果てはマネーロンダリングの仕組みを解説。
マネーロンダリングの説明や歴史解説、そしてそのレイヤー分けされた手法なども踏まえての説明もありました。
そして、「現役」時代のご自身の体験からくる「ブラックマネー」が「白く」なっていく仕組みと当時の銀行の姿など生々しい話もありました。
個人的に自分が楽しかったのは最後の章。
デジタルカレンシーの時代についての見解、AIと人間の戦いの行き着く場所、そして日本の銀行や中小企業の資金調達について納得しながら読み勧めました。
「お金」や「市場」に身を置くにあたり、現実世界の一端を知り、どんなに厳しい世界なのか再認識できました。