まだ薄明かりで、それがまた見えなくなる可能性がありますが中国の指標の一部に回復?の兆しが見えてきました。
もちろんマイナス面でも気になる指標、とくにCPIの上昇は気になりますが、1〜8月のオンライン小売売上高が前年同期比で36.5%も高い伸び、また前月対比でも0.7%増とのこと。
更に中国の指標の中で特に気になるのが、不動産関連。
不動産関連の中でも不動産開発投資額が伸び率が低いというのもありますが、商品不動産の販売額は15.3%増とここ3ヶ月連続で2桁の増加となったようです。
住宅、オフィスが増加、しかし商業施設は減少。
販売面積も好調に増加。
在庫は商業施設が増えているが、住宅やオフィスは減少している。
もちろん楽観できる程の回復力ではないと思いますが、兆しが見えてきたと思います。
中国の預金準備率はまだ18%もあり、下げ余地がありますね。
年内に2回ほど下げるのでは?、と言われてます。
米国の利上げが12月まで執行猶予がついた所で、中国経済の浮上が必要なんだと思います。
FRBと中国政府とでのバーター?、かも。
ちなみにFOMCは年内にあと2回、10月と12月。
10月はFOMCの後にイエレン議長の記者会見がないので、ここでの利上げはないだろう。
となると12月の利上げが有力、という大方の予想の根拠はここですね。
そう考えると、クリスマス前までに中国経済が回復している(させている)、と考えてます。
ぜひ、的外れな政策でなく、市場からも信頼される様な経済対策を打って貰いたいですね。