2016年の幕開けから続いていた暴落(??)が一先ず落ち着いた(風に見える)。
今回の下げの原因やコレまでの上げ方を見て、色んな方がコメントされてますが一番注目したコメントが表題です。
カテキンさんと春山さん、他に誰かも言ってた気がします(ウル覚え)。
以下は自分なりに無い頭で考えた事なのですが、自分は今回の暴落で株式市場が一旦仕切り直しした、と思ってます。
遡ればリーマンショック以降、世界各国は其々の中央銀行と連携して景気浮揚にセッセと勤しんできました。
アメーリカはお金を刷り、金利を下げ。
ヨーロッパは困窮国をドイツに肩代わりさせ。
日本はバズーカー砲を連発し、マイナス金利で打ち止めに。
中国は4兆元の大盤振る舞い。
過去のこういった政策によって支えられていた、と感じたのが今回の暴落に現れてるのでないか。
その原因となったのは、原油安による産油国の資産売りと原油高に掛けてたファンド(?)の解約、からの連鎖売りでしょうか。
中国に関しては4兆元の後始末、過剰生産や不採算企業の整理に苦しんでいる事。
また中国産のヤッスい素材等が世界中を駆け巡り、他国の同業他社が苦しむ構図。
(実際、自分が住んでる地方の鉄工関連の会社にすら流れて来てる)
産油国の安値に耐える効果は順調で、実際にアメーリカのシェールガスのリグ数が減少しているそう。
また原油安で解約の嵐に巻き込まれたファンドの整理も進んでおり、市場に安心が生まれたのが今週なのかもしれない。
そんな中で注目されるのが、やはり中国の動向だと思います。
G20で噂されている元安を世界的に容認する「上海合意」の締結が今月末に結ばれるかどうか。
自分としては合意がなされる可能性が有るとも無いとも分かりません。
しかし、もし締結されるのであれば、またそれが政策金利の下げと重なれば短期的に間違いなくプラス。
ボロ株を買った理由としては金融政策が出る事を期待してだったが、「上海合意」なんてニュースが出る前に買ったので、先週の下げをナントカこらえてくれてよかったと思ってます、ココからが本番ですね。
日本・欧州もこのニュースがもし実現すれば一旦は上げるでしょうが、中長期的に上げていく(戻していく)かは分かりません。
それならアメーリカの方がまだ上げが持続していくと思います、不安要素が他国と比較して少ないから。
また最初の方に書きましたが、コレまでは国を上げて各国の株式市場”全体”が浮揚するような政策を続けてきましたが、今後はそんな亀仙人みたいなオールマイティな政策は難しいと思います。
となると、政策の追い風+業績好調な株から上げていく、と思います。
為替安か高どちらかを追い風にできる企業、順調に世界でシェアを広げてる企業、盛り返してくる企業etc。。。
個人的には、アメーリカ企業もいいですが中国企業のうち政策期待銘柄を狙うのが確率が高いと思います。
今のところほぼフルポジなので新規買いや買増しは出来ませんが、その辺りを見越して銘柄研究をしたいと思います。