嘲笑されるのを承知で書きます

昨晩のアメリカ市場(S&P500)でサーキットブレーカーが発動された。
7%の下落となり15分間の取引停止措置となった。
終わってみれば、ダウは2000ポイント以上、S&P500は200ポイント以上(それぞれ7%以上)の下げとなった。

これを受けてトランプ大統領はすかざず減税政策を打ち上げた。

それを受けた本日の日経平均は168円高(0.85%高)で引けた。
注目している銘柄はのきなみ3%〜7%以上の上げとなった。
日本政府の政策期待や日銀の出動(出来ることは限られてるが)を見越しての買いかと思われる。

暴落待ちだった自分としては、下げが続きそうにない雰囲気にちょっとガッカリ(複雑な心境)しつつ色々と考えていました。

その中で思ったことは、2008年のリーマン・ショックを大半の投資家が経験しており、そこから復活したイメージが強いのでは?という事です。
従って、今回のコロナウイルス騒動も一過性のもので、来年の今頃にはもう落ち着いてるのでは?という声が多い印象です。
株価は一定の調整の後に盛り返してきて、実際にアジア市場は全面的に上げています。

中でも中国市場については介入と思われる上げもありましたが、全面高の様相です(3/10 16時現在)。

さて、ダウやS&P500も十分に調整し、こっから上げていくだろう!!、という事で本日の両指数は上げてくると思われます。
各投資家は、各国政府の動きや他国の市場をみて買いに動きやすいのではないかと思います。

自分も実際は買いたくてウズウズしてました。
しかし、今日はともかくしばらくは我慢する予定です。

なぜなら?

多くの投資家は暴落に耐性が出来ているのでは?と考えているからです。

悲壮感がどことなく物足りません。
リーマン・ショックの時のあの時感じた恐ろしさが今回はまだ感じません。

なぜかと思ったら、やはり多くの投資家は一度リーマン・ショックという未曾有の大暴落を経験し、ある程度のショックにはどこか楽観的になっているのでは?と思うからです。
下げは買いだ!!チャンスだ!!というコメントがまだまだ散見されます、悲観どころか前向きなものが。

ここから仮に盛り返してきたとしても、こういう雰囲気の時はまたどこかで跳ね返される可能性が高いと考えています。

リーマン・ショックの時も暴落からの上げ、再度の下げと2番底の後3番底を形成してます。
リーマン・ショック後の最安値は3月に記録してます。

今回のコロナウイルス騒動が同様な下落幅や時間を掛けての底の形成をするかどうかは分かりません。
しかし、コロナウイルスの感染拡大や死者数の増減に注意しながら経過をみていくべきだと思います。

特に買い向かいたい投資家の皆さんは、買いは焦らず、こういう時こそ3回〜5回に分けて買い向かうべきでないでしょうか。
また米国については11月に大統領選挙がありますので、そこまで待つのも投資戦略としてはいいと思います。

こういう呑気な事を書くと、実際に明日から爆上げしたやないか!!買っとけや!!、って笑われる事もあるかもしれません。

それはそれで損をしてないなら喜ばしい事ですし、あくまでも個人的な考えです。

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