【失敗談】売りが出来れば一流

思えば10年ちょっと前。
リーマンショック前の頃、株を始めました。

当時から中国株に集中投資してました。
始めた当初はQさんのブログを見て、妄信的に高値で買い、損してました。

そんなところにリーマン・ショック。

そのタイミングでは持ち株自体は多くなく、ただひょんな事からまとまった現金収入があった。
リーマン・ショックが始まり、毎日毎日、株価を見れば10%の下げ。
今で思えば投げ売りですね。
そんな中、自分はチビチビと中国建材とナインドラゴンズ、あとその当時はアリババの子会社が香港に上場していたのでそれを買っていた。

その株達が1年後には買値から4倍にもなった。
本当にラッキーだった。

コレがそもそもの勘違いの始まりでした。

失敗①:「いつかは上がる」という妄想
この経験から兎に角下げている株を買うようになった。
銘柄の調査もブログや推奨銘柄など、他人の情報を丸呑みにする癖がついてしまった。
結果、買値から下げても「いつか上がるから放置しておこう」と考え、いくつかの銘柄は売買停止になった。
買値と売値、また損切ラインが未設定、「おかしいな」と思った時にも売れなかったのが原因だった。
また、下げの決定的なニュースが出ても、その頃にはガッツリ下げていたので売れなかった。

失敗②:早売り
上記の様な失敗を繰り返し、徐々にではあったが売買のコツを掴んだ気がした。
そんな中で出会ったのがサニーオプティカル。
当時はまだ7ドル以下で、チビチビ買っていた。
すると、1年ほどで株価は倍に。
焦って売った、上がっているのに狼狽売りって感じです。

ご存知の通り、この不調な相場のなかでも株価は100ドル近辺。
14倍以上にはなってたよねぇ〜、放っておけばなぁ〜(遠い目)
これテンセントもなんだよねぇ〜(遠い目)

失敗③:急騰は売る
2017年からの吉利汽車の急騰。
10ドル近辺で買ってましたが、一時30ドル近辺まで上げました。
流石に1年間でここまで上げれば下げも近いですね。
ここで尻尾と頭はくれてやる的に考え、売れるかどうか。
この時は持ち株の4割位を売りましたが、全部売ってても良かったよなぁ〜と。

ということで、売りは買いよりも難しいというのを地でいっております。
ある著名投資家に直接言われた言葉が思い出されました。

「頭でやりたくないと思っている事をやれないと投資は上手くならない」

ガッツリ上げている時は「まだまだ上げるでしょう!!、ホールドで!!」とか、ガッツリ下げている時は「そのうち下げ止まって戻るでしょう!!、ホールドで!!」とか、頭で思っている事と逆の売買をやらないと投資のスキルは向上しない(利益が上がらない)という事ですね。

自分もまだまだ上手くなりませんが、最近になって出来る部分も多くなってきました。
吉利汽車の急騰時に一部でも売れた事も、上記に書いてませんがNVDAやTPR(当時はCOH)を売り切れた事、そういった成功体験も失敗の経験と同時に大事にしていきたいです。