Huaweiは苦難を乗り越えていく

最初にことわっておくと、親中派でも親米派でも、そしてHuawei推しでもありません。
実際にHuawei製品を買ったことはありません(別に嫌いでもないです)。
ただ、友人がHuaweiのスマホを使ってて、その画像のクオリティはスゴくて欲しくなりました。

まずは、以下の記事をご参照ください。

「ファーウェイが目指す「ノアの方舟」~企業の競争力と国家の関係を考える」

■著者の最新書籍

Huawei社の任正非総裁とハイシリコン社の何庭波総裁のコメントから書かれている。
この両氏のこれまでの苦節と中国共産党への立回りなどが書いてある。

「スペアタイヤ」という言葉が頻出しているが、今の所コレが何を指すのかは分からない。
HkVisionの顔認識システムなのか、Huaweiが開発したと言われる新OSなのか、はたまたそれ以外に何かあるのか。

個人的な意見としては、IT関連のコアとなる部分、そして今後大きな進歩が望まれそうな部分(AI, IoT, 5Gなど)を多面的に抑えていくのがHuaweiでないかと思っている。
テンセントにもアリババにも、その他の中国IT企業が持ち合わせていない、そして米国や海外に頼らざるを得ないポートフォリオを整理し、足りないものは自国で開発していく。
そういうことなんじゃないかと思う。

「ノアの方舟」はつまり「中国」の事を指し、中国国内で自前で賄えるようにしたい。
そう考えているのでないかと思う。

そして、それが出来るか出来ないかは分からない。
けど、やるんだ。

そんな決意が感じられます。
実の娘が人質に取られていても折れない心。
並大抵なことでないし、この代償は米国はじめ他国にとって高くつく気がします。