SMIC(981/HK)を買い集めてます。
理由は表題にある通り、「政策期待」です。
昨年はNVDAやAMDが話題でした。
最近は巷でも耳にするようになりましたね。
SMICを買うと連想されるのがこの2社の上げを再び、という声が聞こえそうですがSMICとこの2社は全く性質が違うと自分は思ってます。
あくまでもNVDAとAMDはGPUの「研究・開発」が強み。
SMICはファウンダリーとして半導体の「製造」に特化。
GPUの研究・開発についてはNVDAとAMDがほぼ世界シェアを独占。
CPUのアクセラレーターみたいなもんで、CPUだけでなくGPUでも処理する事で情報量の多い演算を早くできるようになる。
このGPUが一躍脚光を浴びたのが、ご存知のAIやVRなど演算や画像処理を大量にしかも即座に処理が必要な分野が注目を浴びたから。
GPUの分野についてこの2社の製品しか世界にない、Intelも出してるけど性能に圧倒的な差があるので、ここまで株価が上がったという事ですね。
で、かたやSMICはあくまでも「製造」に特化してます。
設計は行いません、研究・開発もやってると思いますがNVDAやAMDの様な世界市場を独占する様な自社製品はありません。
ではなぜSMICなのか?
それは表題にある通り、「政策期待」です。
すでに政策は出ており、メイド・イン・チャイナの半導体を進化させ、海外製品で独占されているこの分野に切り込もうとしてます。
お国の指針として半導体産業の育成策が出たのと、携帯をはじめとした中国製品の質が上がっている事などが理由ですね。
サニーオプティカルの様に、中国製品への信頼度が高まりつつあるのを感じます。
それが最近の業績に現れてきていると思います。
NVDAやAMDの様な企業になる可能性もあるかは分かりませんが、中国が進もうとしている方向にマッチした企業だと思います。