投資家としての立場は一旦置いといて、今回は事業者としての意見。
上場して本当に幸せなんでしょうか?
ストックオプションが割り当てられたり、持株オーナー、また役員でもない限りメリットがないと思ってます。
またオーナーや起業家としても、あまりメリットよりもデメリットが大きいと思います。
メリットといっても金銭的なもので、本当に企業の発展や雇用者、地域のためなるのか?
自分は上場を経験した訳でないので、やった事もないお前に何がわかる!!
と言われそうですが、取引先を見てると面倒な事ばかりだし、また上場企業のニュースを見たり企業調査しているとその大変加減が分かるもんです。
反対に、わが地元には世界的にも有名で超優良企業、それなのに未上場という企業が幾つもあって、その企業の社長さんの地域への関わり方、お金の使い方、事業の展開を見てると、上場しているとこんな鶴の一声の様なスピード感で突飛(と一見思える)な事業を開始できるとは到底思えない。
また、最近巷で流行っているファンド関係からお金を集める起業家に対してもどうかと思う。
まるでファンドマネージャーが市場の成績以上の結果を、それもキッチリ1年間で数字を上げるというシビアな状況と同じだと思います。
投資先の業績の伸長を今かいまかと待ちわび、サッサと上場させてエグジットしたいそんな輩に食い物にされると思うんですが。
特にネット業界は群雄割拠、玉石混淆で誰もその会社の将来性に投資している訳でないでしょう。
流行りの「FinTech」や「AI」、「自動運転」に「IoT」なんて枕詞が付く会社にはすぐに飛びついてくるでしょう。
映画「マネー・ショート」を見てて、実態や仕組みが分からないものでも我先に!!、という風景がサブ・プライムに飛びついてる姿と似てるなと。
どのファンドマネージャーや投資家たちは自分の企業の将来を見据えている人なんていないんですよね、当たり前ですが。
数字のゲームと一緒にするな!!という人もいるかもしれませんが、実際にgumiなんて企業も事例としてありますからねぇ〜。
さて、どうなる事やら。