転換期は狙い目(かも)

上場している大企業ともなると景気の循環や会社自身の固有な事由によって、好調不調の波がある。

株価は先行指数とも言われるので、もし不調になる兆しが見えた所で下げていくだろう。

また下げるには根拠があるはずで、投資家たちは脱兎の如く資金を引き上げるだろう。

 

ましてや、香港市場への参加者は9割が機関投資家と言われ、情報収集能力に長けた(?)、時にインサイダー情報を取得できるようなそんなプロが跋扈しているマーケットはいわんやですね。

 

そんなツワモノ共が夢を描いている厳しい世界で自分は勝負しているんですね。

それでは、そんな環境の中で勝つ(儲ける)にはどうすればいいか?

 

素人が持つエクスカリバー級の武器というと、やはり暴落に買うという事。

リーマンショック時が典型的で、テンセントや中国移動など優良企業の株価も味噌糞一緒くたにされ売られまくった。

そんな暴落時に買い向かい、買ったあとは放置。

これが出来れば1、2年後には株価を戻すどころか数倍は期待が出来る。

 

ただ、リーマンショックは一応100年に1度の金融危機だったと言われているので、それ級の暴落を待ってたら幾つ命があっても足りません。

 

じゃー、どうするか?

 

「転換期」に買うという事だと思います。

 

まず冒頭ではどんな企業にも好調不調の波がある、と書きました。

景気循環に起因するものもあれば、企業特有な理由によるもの。

そんな不調真っ只中で、何とかせなっ!!という帰来が見えた所で買うのがいいんじゃないか、と思います。

 

もう1つは、市場環境がまだ気づいてない時に買う。

気づいた頃にはみんなが群がってくるので上がるんですね。

 

例として現在・過去を問わず自分の持株で見てみます。

 

1つ目の例としてはコーチ。

この企業はアウトレットから高級デパートまで消費者の層に万遍なく触れる事が出来るブランドですね。

しかし、ここ数年は売上が低迷、2013年に今のビクター・ルイス社長に交代しました。

新社長は不採算店舗の閉鎖や在庫の圧縮、販促費の減少や事業の再編など痛みを伴う改革を断行。

その後、高級靴の企業を買収、旗艦店の出店や店舗の約半分での改装にブランド価値の向上など、正確な時期までは把握してませんが2015年から攻めに転じてます。

正に、社長交代という企業独自の理由による転換期。

この社長の取組みが評価され、株価は直近の底値から約40%も上げてきました。

 

次の例としては2382。

この企業を考える時にキーワードとしては「スマホ」ですね。

世の中にこれだけスマホが浸透してくると、スマホで溢れ各社は価格競争に晒されます。

それまでは日本の技術を結集した様なiPhoneが市場を席巻しましたが(書いてて悲しくなりますね、、部品=日本、製造=中国、利益=米国。。)、右のメーカーも左のメーカーも携帯端末市場はスマホ一色になりました。

正にスマホがコモディティ化し、安くてそれなりの品質のものが重宝されますね。

 

この流れを予想し買ったのが2382です。

正に世の中より少し先んじて買い、市場参加者が気付いてきた辺りで売る。

こんな一連の流れでバイバイが出来たと思います。

#殆どカテキンさんの受け売りですが。。

 

そんな事を念頭に置いて買い、そしてある程度の所で売りました。

偶々うまくいた2つの事例ですが、この「転換期」というのは銘柄以外にも当てはまる事があります。

#コーチについては、売り時を模索中です。

 

それは、国や市場の「景気」の「転換期」を見据えて投資するという事。

 

例えば、どの市場で勝負しようか?と悩んでたとします。

「転換期」を見据えて投資しようと考えた時に、今から日本に資金を向けますか?

それもいいですが、アベノミクスが息切れした今からでは勝率が低い。

じゃー、アメリカは?

確かにアメリカはそれこそ中国の景気に左右されるでしょうが、不安要素が少ない分今年は安定して伸びると思いますが、しかしソコソコ程度で落ち着くと思います。

自分はやはり中国で勝負したいと思います!!

 

なぜなら、今年から来年にかけては中国が絶好の仕込み時期だと思うからです。

2016年1月の実績での香港のPERはたったの9.3倍で、中国は8.4倍。

ちなみに日本は14.7倍、アメリカは17.2倍。

9.3倍はトルコ(9.8倍)よりも、スペイン(11.3倍)よりも低い。

 

全人代で今年のGDPは6.5%〜7%を目指します!!、と言ってる国としては明らかに低く過ぎませんか?

 

なんでこんなに低いのか?

それは今が「転換期」だからですね。

 

あくまでも自分が信じている点として言うと、この「転換期」を意識してこれからの中国と付き合っていこうと思います。

実際、ドイツ銀が周期的に回復基調に入った、というレポートを出してるので、もし回復期から安定成長期に入れば、中国のPERが改善し大きく伸びていく可能性があると思います。

 

中国の「転換期」を信じて各々の銘柄を探し、掛けてみるのがいいのではないでしょうか。